![]() 00/6/21(金) ウルギュップからの一日ツアー |
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| <ツアーのコース> オルタヒサール⇒カイマクル⇒ランチ⇒ローズバレー⇒チャウシン付近の絨毯工房 |
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| <まずはオルタヒサールに向けて出発> 今日のツアーはホテルの前まで迎えに来るとのことだったので、約束の9:30より少し前に待機していたら、中からファティマが出てきて「今電話があってYUKIツアーに来るように言ってた」とのこと。早速行ってみると同じホテルの宿泊客たちがすでに大勢待っていた。昨日「トルコの絨緞は本当に素晴らしいわね。あなたたちも買ったの?」と声をかけてきた年配の女性もいる。 ツアーは2台のバスでホテルアルフィナを経由して出発となった。20人以上もの乗客にガイドはたったひとり。しかもギョレメの時と違って今回はずいぶん高齢の方々が多い。中には杖をついている人もいる。あちこち歩かなければならないコースなのに大丈夫なのかしらと心配になる。 ツアーメンバーに日本人と思われるカップルが乗車してきたので、ついうれしくなって「おはようございま〜す!」と明るい声であいさつしたのだが、「......」(返事なし)。あれっ?と思って様子を窺っていると何やら中国語らしき会話が聞こえてきた。どうも香港人のようだ。(^_^; 失敗!失敗!) それにしてもこのカップルはヘアースタイル、ファッションと、どこから見ても日本人にしか見えない。 近頃はアジアの人々(特に若者)の見分けがつかなくなっていることをつくづく実感する。時間よりだいぶ遅れて出発したバスが最初に立ち寄ったのはオルタヒサールの城塞だ。360度のパノラマが素晴らしいのだが、はしご段を登っていくのが結構しんどい。 <地下都市のカイマクルへ> 次はいよいよもう一つの地下都市であるカイマクルへ向う。今回のツアー中最も重要な出会いがあった場所だ。 地下都市への入り口近くにあるみやげもの屋の前で、前回のツアーガイドだったカデリにばったり会って再会を喜んでいると、そのカデリが日本人の女性客を連れていた。彼女たちは「明日の飛行機でイスタンブールに向う」とのことだったので、おそらく空港で再会することになるだろうと予測できたが、この方々が後に親密なおつきあいをすることになった水野さん、岡村さんだった。(22日以降に改めて登場、乞うご期待!) カイマクルはデリンクユに比べるととても良く整備されている。ライティングの数が多いため内部が明るくて良く見える。各部屋の構造もバラエティに富んでいて、作りも緻密な印象だ。ただし、私たちのツアーメンバーは老人が多いため、想像していたとおり何やかやと時間がかかる。待っているのも結構疲れるものだ。これでは今日のコースは全て廻りきれないなと覚悟を決める。<ランチタイム> カイマクルの次はいよいよお待ちかねのランチタイムだ。結構人気のお店だそうで内部はとても混んでいる。ビュッフェ方式なので時間切れになったら大変とばかりに、すばやく全体を見渡した私はおいしそうなものだけをすばやく選んで皿に盛る。お客に人気の虹マスを揚げた料理とドネルケバブは何と長蛇の列だ。 <ローズバレー> 時間のかかるランチタイムだったが、なんとかおなかを満足させることができた私たちが次に向うのはローズバレーだ。ウフララ渓谷とはだいぶ趣が異なり、川の流れはないものの赤味がかった岩の景色がなかなか美しい。ガイドブックによるとここは夕暮れ時が最高らしい。全長5kmのコースはハイキングには最適な距離だ。途中岩をくりぬいたトンネルをいくつも通り抜けて進んで行く。中でも一箇所だけは本当に真っ暗なトンネルがあった。みんなキャーキャー言いながら、手探りでおっかなびっくり進む。 写真撮影に夢中になっていた私たちにずっと付きっきりだったのはガイドのムスタファの息子レベントだ。彼は私たちに何か言い続けているのだが、トルコ語なのでよく分からない。唯一会話が成立したのは「君の名前は?」「レベントだよ」くらいしかない。しかし、「ドルムシュ」と聞こえることばと彼の態度で「急がないとバスが言っちゃうよ〜!」と言ってるようなので、彼の顔を立てて急ぎ足で行くことにする。だいぶ急いだお陰で何とか一団に追いついたとほっとしていると、ムスタファたちが引き返してきた。彼の話によると「何人かが道を間違えてどこかへ行ってしまった!」とのこと。私は一本道だと思っていたが、どこかで分岐点があったようだ。彼らが迷子たちを探しに行っている間、わたしたちはレベントを連れて近くのオープン・カフェでコーラを飲んで待つことにする。 カフェの庭にはちょうど良い具合に陽射しを遮ってくれている大きな木があって、「これはアプリコットの木だよ。ジャムなんかにするんだよ。」とお店のオーナーが教えてくれた。道路を隔てた向こう側にはジャガイモ畑が広がっている。<絨緞工房> ![]() 一休みした一行が次に向かったのは絨緞工房だ。蚕から繭を紡ぎだすところや実際に絨緞を作るところなど丁寧な説明つきで見学する。「トルコの絨緞が100年以上も使い続けられる最大の理由はWノット式と言われる糸の絡め方にある」とのこと。私も早速右の写真の女性に手ほどきを受けた。実際にやってみるとトルコ式絨緞を制作するのにどれだけ多くの時間が費やされるものか実感できる。気の遠くなるような根気を要する作業だ。 ところでこの絨緞織りの女性は後でこっそり私を呼んで商談を持ちかけてきた。「この手製のスカーフを買ってくれない?私の家族は大勢いて生活がとっても苦しいの。これは1枚10ドルなんだけどどう?」と言ってる(多分)ようだ。しばし考えOKする。話が真実かどうかは別として労力の割には彼女たちの給料が安いことは事実だろうから、商談に乗ってあげても構わないと思った。でももっと大きな理由は、このシルク製のスカーフの縁取りのビーズはとっても可愛くて、結構気に入ってしまったからなのだった。 工房の見学の後はお決まりのショッピングとなったので、買う気のない私たちはガイドたちと雑談していることにする。ムスタファの話によると「彼(私と話しているツアーバスのドライバー氏)は、カッパドキアのツアーガイドの第一人者なんだよ」とのことで、ガイド暦40年を誇る大した人物なのだ。彼はとてもお茶目な人で、私とは片言英語の波長が合うせいか、デジカメの話題でしばし会話が弾む。「このカメラはやけに小さいがフィルムはどこに入ってるんだ?」「いや、これはフィルムじゃなくてこのディスク(スマートメディアを見せる)に記録するんだよ」「へえ!フィルムはないのか。こんな小さなものがフィルムの代わりになるのか!これで一体何枚くらい撮影できるんだい?」「そうだねえ。100〜200枚ってとこかなあ」「ウァーオ!ワン・ハンドレッド〜っ!」 「ところでこれには電池がいくつ入ってるんだい?」「オンリーワンだよ」「何〜!オン・リー・ワンだと〜!」「ほれ、このとおりリチウムバッテリーが一本しか入っていないんよ」「こんな小さな電池一本で一体何枚撮影できるんだい?」「う〜ん、 100枚かな。モニターをオフにすれば300枚くらいOKだよ〜ん」「どっひゃー!そんなに撮れるんかいな。お願いだからそれ売っておくれよ!ねっ、ねっ、いいだろ?」「ヤダヨ。また買ったばかりだし。」「そんな冷たいこと言わんでさ。お願いだから売って頂戴!」「じゃあさ、今度トルコへ来た時なら売ってあげるよ」「そうか。で今度はいつ来るんだい。半年後くらいか、それとも来年か?」「そりゃあ、ちと分からん」ってな具合の会話が続いたのだ。横で聞いていたムスタファがげらげら声をあげて笑っている。レベントは英語が分からないので「???」だった。本日のツアーはこれでおしまい。
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